2005年04月28日

尼崎鉄道事故

尼崎の鉄道事故が救助捜索活動が終わったとのニュース
を聞きました。
 事故でお亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈りいた
します。

 この事故から色々な問題が噴出して今まさに議論百出
の状態にあり、まだ素人がなにか言えるものではないと
思いますが、日本は技術立国と言われているのに、また
今回のような事故を防ぐ技術は持っていたはずではと
思えてなりません。

 人為ミスにする事は簡単かもしれませんが、他の鉄道
では採用されているシステムが導入されていなかった
(6ヶ月後には導入予定だったというニュースもありました)
どうやって導入の優先順位を付けていたのか判りませし
それがどれだけ会社の経営を圧迫するかも判りません

 最新のシステムの導入に経費が掛かることは良く判り
ます、更にそれによって会社の利益増加に直接結び
付かない部分だと思います。

 でも私たちの商品でもそうですが、見かけだけ良くして
品質を落として利益を上げても必ず後でその倍以上の
損害が表れるものです。

 三菱自動車の部品の欠陥もそうでしたが、事、命に
関わる所にそのような利益優先は絶対にあってはなら
ない、ものづくりに関わる者としてこの点が非常に許せ
ないのです。

 当店でも自動車マニアの方、バイクマニアの方から
旧車のレストアなどでハブボルトという車軸に直接繋がる
重要部品の製作依頼をいただくのですが、その製作され
た背景や条件を知らないものがただ似た物を作る事は
非常に危険な行為だと考え、大変申しわけないのですが
お断りしています。
(最大限でホィールナット類の製作です)

前回の万年時計とまったく逆の悲しい技術のお話になって
しまいました。しかし、悲しいだけで終わらせては絶対にならない
阪神大震災の経験から、その後の防災システムや
高速道路の強度UPなどが図られたり、過去の列車
事故からも教訓を生かした技術開発がされたように
 今回の事故は複合的な要因が考えられている事
からより広い範囲での安全性の向上をなされる技術
革新が起こると信じています。
posted by ねじ屋 at 23:45| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。
いつの間にかこの素晴らしいブログにたどり着きました。
今回のねじ屋さんの記事たいへん共感を覚えました。
すいません。勝手にコメント書かせていただきます。

私も物作りに携わっています。
私どもの作る製品は常に動作するもの、動くものが中心です。
ものが動くということは、その動作により操作する人間にとっては常に危険との隣り合わせとなります。
例えばコンベアであっても、手が巻き込まれる。あるいは体が巻き込まれ実際に死にいたる事もあります。
最近は、操作される方熟練者の方が少なくなりパートさんあるいは派遣社員の方が多くなりました。
操作する人間が熟練ではないのですから、より安全である製品を作らなければならないと思っています。
思っていますが、常にコストとのからみが出てきます。
安全を求めるとそれだけコストがかかります。
お客様にそれだけの金額を認めていただければ良いのですが。
そのジレンマにいつも陥ります。
それでも安全は本当に第一だと思っています。
そして操作される方のことを考え、安全第一で設計し、そして製作しているつもりです。

申し訳ありません。初めてのコメントで長々と。
どうぞ削除されて結構です。
Posted by 町工場のスーパー息子 at 2005年05月07日 22:58
町工場のスーパー息子 さん

はじめましてねじ屋です。
お名前は空き地君とことかで拝見してて
ご挨拶が遅れてすみません。

>
いつの間にかこの素晴らしいブログにたどり着きました。

持ち上げすぎに注意しましょう(^^)
うちはIZMSSさんや空き地君、koiさんとこみたいに
凄くありません。・・・たまたま続いてますけど
・・・って冗談はともかく

ほんとうに今回の事故は怒りを感じますね。
町工場のスーパー息子 さんの所で作られている
のは直に危険と隣合わせの部分もあるので本当に
神経使われていると思います。

うちで作るものは普段は非常に小さなもので
直接命に関わるものは少ないのですが、中には
医療用のねじもあり患者さんの体内に入るのか
と思うと検査は慎重になります。
皆さん、こちらに来られる方も最終用途は判らなく
とも間違いない仕事をされていると思いますので
あそこまで過失、ミス、人災が重なる事は考え
られないですよね。

PS削除なんてとんでもありません、また覗きに
・・・遊びにいらしてください。・・・リンクも
宜しければいたしますので今後ともよろしくお願い
します。
Posted by ねじ屋 at 2005年05月07日 23:04
ねじ屋さん、こんにちは。

ほんとうに痛ましい事故ですね。昨日NHKで放送され
ていた特集を見てました。
「人はミスを犯すもの」という前提に立ってシステムを
考えなければいけないというお話が印象的でした。

ねじ屋さんがおっしゃるように、当社でも車、バイクの
カスタマイズ製品の個人のお客様からのご依頼はすべて
お断りしています。安易に作って、もし事故でも起こっ
たらと考えると保障しかねますから。

わが社でも時々ポカミスがあります。いつまでたっても
ゼロにはなりません。また、原因追求も見えている目先
の結果だけを探ったのでは再発防止にはなりません。
ぼーとしていたから・・・以後注意します・・・・では
何度でも起こりうることですからね。
昨日深酒しすぎて、今日は二日酔いだったから、今度か
ら飲みすぎに注意するとか、休日前しかお酒を飲まない
とか、根本的な原因追求をしなくちゃ。(笑)
Posted by 伊藤@蒲郡製作所 at 2005年05月07日 23:08
伊藤さん

確かに人はミスを犯す事を前提にしてシステム
作りをしなければならないと思います。
どうもあの路線は人工急増でシステムが追いつか
ない状態だったのかもしれません。
(だからと言って人命を預かる事業ではやっては
ならない事ですね。)

自分の身になって考えても日々の作業に追われる
とこれをしていおかなければって言うことに手が
付かない事はありますね。
(・・・・っていうかその連続なんですけど)

でもそれなら、今回の場合、システムに合った
ダイヤ運行をされるべきだったのでしょうね。
最近、東京は地下鉄との相互乗り入れが増えて
いますが、他の路線との連絡が増えるほどダイヤ
の狂いが許されなくなり運転手に負担が増える
のでしょうね。 いかにプレッシャーがあるか
ここ数日のオーバーランの多さで判りますよね。

 物作りでもそうですが、適度な緊張感が良い
ものが出来ますが、納期に追われて焦っている
時にはミスが出やすいもんですもんね。

不具合対策書の書き方だけうまくなってのでは
しょうがないでしょがないですよね(^^;;;;

・・・・と書いていたら羽田空港で管制ミスで
工事に入る滑走路に着陸許可んんん・・・・
公共交通機関に乗るのが怖いってなってしまいますね。
Posted by ねじ屋 at 2005年05月07日 23:09
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Weblog: ニュースとビジネスの点と線
Tracked: 2006-04-27 06:00
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